野菜の切れ端もしっかり使おう!大根は皮も捨てずに食べよう!

大根

寒い冬の時期になってくると大根が食べたくなります。大根を料理に使うとき、皮や葉はどうしていますか?

「皮は剥いだら捨てる」「葉つき大根はゴミが増えるので買わない」そんな人もいると思いますが、それは非常にもったいないことです。

つい捨てがちな大根の葉はメイン食材にしたいほど栄養豊富です。

皮は料理に合わせて使い分けしよう!

おでんの大根やふろふき大根等を作る際は、柔らかく仕上げるために皮を厚めに剥きますよね。しかし、その剥いた皮にも中心と同じくらい栄養素が詰まっているので、捨てるのはもったいない。料理に合わせて部位を選べば有効活用できます。

葉に近い太い部分は甘みがあるので、中心部も皮も一緒に大根おろしにしたり、サラダにしたり生のまま食べるのがおすすめです。

先の細い部分は辛みが強いので細く切って漬物やきんぴら等の炒め物にすると、余すところなく美味しく食べられまよ。

葉も栄養豊富な立派な野菜!

普段食べている白い根の部分は「淡色野菜」の仲間ですが、葉の部分はほうれん草や小松菜と同じ「緑黄色野菜」に分類されます。彩りが良いだけではなく、根よりもビタミン等の栄養素が豊富なのです。

肌のコラーゲン生成を助けるビタミンCは熱に弱かったり、摂取しても体の外に出ていきやすかったりするため、意識的にたくさん摂りたい栄養素です。

もちろん根の部分にも含まれていますが、大根の葉にはその【約5倍】も含まれています!

また、骨の健康に不可欠なカルシウムは根の【約10倍】!さらに、根にはほとんど含まれていないビタミンAも豊富に含まれており、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、身体の免疫力を高めたりする働きがあります。

風邪をひきやすくなるこれからの時期にぴったりです。

このように、大根の葉は栄養素の種類も量も豊富なため、捨てたりおまけ扱いしたりするにはもったいない、立派な食材といえます。

定番の味噌汁の具にしてもいいですし、おひたしにすれば簡単に一品増やすことができます。また、細かく刻んでフライパンでごまと炒るだけでふりかけの完です。不足しがちなビタミンやミネラルを手軽かつ習慣的に摂ることができます。

普段大根はカット済みのものを購入するという方、葉付き大根を見つけたときは積極的に選んでみませんか。皮や葉まで、余すことなく大根の栄養を摂取して、寒い冬の季節も元気に過ごしてください。